酢の効果、効能 >飲料酢> 手軽にグイッと「飲料酢」

手軽にグイッと「飲料酢」

おいしくて飲みやすい!手軽にグイッと「飲料酢」

健康が気になるサラリーマンやOLで大にぎわいの「黒酢バー」。冬はホットで飲める食酢ドリンクなど工夫をこらし、売り上げも上々だ(東京・JR新橋駅)
健康志向を背景に根強いブームが続く酢。いまや、食酢関連市場は5年前の1・4倍の約500億円にも膨らんでいる。その中でも、人気を牽引しているのは、黒酢や果実酢などを使用した飲料酢。6月に新橋駅構内に誕生した、お酢の健康ドリンク専門店「黒酢バー」は、サラリーマンで大にぎわい。デパートのお酢専門店では、前年比130から180パーセントの売り上げという好調ぶりだ。さらに、飲みやすくておいしい新商品が続々登場し、飲料酢市場はさらに活気づいている。

6月29日、JR新橋駅構内に誕生した「黒酢バー」。それまでの牛乳スタンドを改造、立ち飲みスタイルの食酢専門店として変身したものだ。

定番メニューは、水割りの「純粋玄麦(げんばく)黒酢」(150円)や「黒酢&豆乳」(250円)、「黒酢&ブラッドオレンジ」(300円)など11種類。秋冬は、「ビネガースープ 黒酢&ジンジャー」(300円)などホットドリンクも加わった。店頭では、さっと飲んで仕事に向かうサラリーマンが目立ち、「出勤途中に飲んでいる」「お酢のイメージががらりと変わった」と好評だ。

同店を展開する日本レストランエンタプライズ(NRE、東京都港区)広報室の近藤昌昭次長、「当初予想の約2倍の1日1000杯ほどを販売。40〜60代のサラリーマンの利用が多く、全体の6割が男性。人気は『純粋玄麦黒酢』や『黒酢&豆乳』ですね」と話す。

この新橋での成功をきっかけに、「黒酢バー」は渋谷駅、市川駅でも展開、「今後、首都圏を中心に店舗を増やしたい」(同次長)と好調だ。

一方、昨年6月にオープンした日本橋高島屋(東京都中央区)のお酢の専門店「オークスハート 日本橋店」も絶好調だ。内堀醸造(岐阜県八百津町)が展開する同店では、果実を発酵させて作った果実酢に果汁を加えた飲料酢「デザートビネガー」が中心。 小林周平店長は、「オープン以来、右肩上がりで推移。通常期で前年同月比約130パーセント、ギフトシーズンなどでは前年同月比180パーセントの売り上げがあり、平日で1日約250本、休日で約400本、7〜8月など多い日には、1日約800本を販売しています」と話す。

こうした食酢ドリンク人気の背景について、小林店長は、「水割りだけでなく、牛乳や焼酎で割る、夏は凍らせて冬はホットでなど、さまざまな提案をしてきたことが、需要拡大につながっているのでは」とみる。

また、NREの近藤次長は「黒酢ブームも、飲みにくさから下火になったが、今年の飲料酢ブームを牽引しているのは、クセや匂いが少ない甘めのお酢。手軽でおいしい食酢ドリンクが登場したことが需要拡大の背景にあります」という。

また、家庭で気軽に飲める飲料酢の新商品も続々登場。進化する食酢ドリンクは、健康ブームを背景に快進撃を続けている。

■お酢の健康効果
ミツカングループ本社によると、「お酢の健康効果は血圧やコレステロール、血糖値の抑制など」で、血圧では、酢酸が血圧の上昇に大きく影響する“レニン・アンジオテンシン系”という血圧調節機構に直接働き掛けて抑える効果があることが解明されている。
同社の研究によると、「1日15ミリリットル、約6週間の摂取で、血圧が平均10mmHg下がった」という。ほかに、カルシウムを食品から引き出す溶出効果とカルシウムの吸収率を上げる効果や、糖を摂取する際に、同時に酢を摂取することで、消耗されたグリコーゲンの再補充を促進。血中乳酸の上昇も抑制し、疲労回復にも役立つ。

| 酢の効果、効能Page Top ▲